Windows10へのアップデート、その前後でやるべきことは?
(3)Microsoft Edgeのブックマークを設定しよう これまでウェブブラウザにInternet Exploreを使用していた人は、Windows10から標準ブラウザになるMicrosoft Edgeの設定をしましょう。Microsoft Edgeは自動的にInternet Exploreの設定を引き継いでいるわけではないので、ブックマーク(お気に入り)は空っぽの状態です。Microsoft Edgeを起動して右上にある「ハブ」というボタンから、ブックマークのインポートが可能なので、そこでInternet Exploreのお気に入りをインポートすれば、すぐに以前に保存したブックマークを利用できます。なお、Google ChromeやMozilla Firefoxなどのブラウザは設定をそのまま引き継いでいるので、Windows10にアップデートしたらソフトを最新の状態にしておきましょう。
(4)ファイルの関連付けを設定する もうひとつお勧めしたいのが、「ファイルの関連付け」の設定です。ファイルの関連付けとは、例えば“「.doc」形式のファイルはMicrosoft Wordで開く”といった、ある形式のファイルを開くときにどのプログラムを常に使用するかを設定しておくこと。実は、画像や動画、音楽などのデータの関連付けは、Windows10にアップデートしたことでMicrosoftが推奨するソフトウェアで開くように自動で設定されています。いつも使っている画像閲覧ソフト、動画プレイヤー、音楽プレイヤーがある場合には、ファイルを右クリックして「プログラムから開く」⇒「別のプログラムを選ぶ」へと進み、「常にこのアプリを使ってファイルを開く」にチェックを入れた状態で使いたいプログラムを開きましょう。
以上、筆者が実際に体験した流れでWindows10へのアップデートを紹介してきました。なお、この作業の流れは筆者のパソコン環境に基づいてレポートしているので、パソコンのメーカーや個人設定、使用環境によって作業の流れやアップデート後の作業が異なる場合があります。もしもアップデートした結果不具合が起きた場合でも落ち着いて対処できるよう、大事なデータのバックアップとユーザーサポートの確認を事前にしっかりと行い、Windows10へのアップデートにチャレンジしてみてください。 (執筆:井口裕右/オフィス ライトフォーワン)