「レアルという名前を恐れない」ドルトムントの選手たちがCL決勝に向けて語った勝利の秘訣「奇跡という言葉は…」
ドルトムントは現地時間1日(日本時間2日 4:00KO)に、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝戦でレアル・マドリードと対戦する。サッカーの聖地ウェンブリー・スタジアムで行われるこの決戦を前に、スペインメディア『as』がドルトムントの選手たちのコメントを現地時間28日に報じている。 同メディアは、「奇跡という言葉は、ドルトムントがCL決勝でマドリーを破った場合を意味する言葉としてすでに何度も使われている」と前置きした上で、ドルトムントDFニコ・シュロッターベックは「奇跡をどのように生み出せばいいのか知っている」と言及した。 これは、シュロッターベックの兄でブンデスリーガのボーフムに所属しているケベン・シュロッターベックが、現地時間27日に行われた昇格プレーオフにて劇的な勝利で奇跡の逆転残留を決めたことが影響している。ニコ・シュロッターベックは、兄の所属するチームがPK戦の末に成し遂げた劇的な勝利とマドリー戦に向けての意気込みについて次のように語っている。 「サッカーでは、度々起こりえないことが起こる。あまりにも残酷で、(兄が残留を決める姿を見て)リビングで叫び声が止まらなかった。私も同じような経験ができればいいと思っている。マドリーとの試合は(PK戦までもつれたら)どうなるだろうか?それまでにまだピッチに残っていることを願っているが、本当のところ90分以内に試合を有利に決めることができればと思っているよ」 ドルトムントのユリアン・ブラントも、「決勝ではPK戦の可能性も覚悟している」と述べた上で、「PK戦については話し合った。ただ、そのためにトレーニングすることはあまりない。キッカーになるとしても問題はないし、蹴ることを避けたことは1度もない」と、決勝という舞台であったとしてもPK戦に臆することはないと明言した。 さらに、ブラントはここ数年で何度もCLを制覇している強豪マドリーとの試合で勝利を掴む鍵について聞かれると、「緊張しないこと、そしてレアル・マドリードという名前を恐れないことだ」と語っていた。
フットボールチャンネル編集部