関東 南部は27日夜にかけても激しい雨に注意 伊豆諸島はさらに300ミリ超の大雨
関東地方は今日27日午後も、南部を中心に激しい雨に注意が必要です。伊豆諸島では降り始めからの降水量がすでに150ミリを超えている所があり、明後日29日(日)にかけてさらに300ミリ以上の大雨となる見通しです。土砂災害などに十分注意してください。
伊豆諸島ではすでに150ミリ超の大雨
今日27日(金)、関東地方や伊豆諸島、静岡県の伊豆地方では、前線や暖かく湿った空気の影響で、断続的に雨が降っています。特に南側の地域ほど活発な雨雲がかかっていて、午前11時現在は、伊豆諸島や千葉県などで雨脚が強まっていて、千葉県大多喜町では午前10時33分までの1時間に22.0ミリの強い雨を観測しました。 また、伊豆諸島では局地的に激しい雨を観測しています。伊豆諸島三宅島の三宅坪田では午前10時10分までの12時間に155.5ミリの雨を観測し、大雨となっています。
午後も非常に激しい雨 伊豆諸島はさらに300ミリ以上の雨も
関東地方や伊豆諸島、静岡県の伊豆地方では、今夜にかけても局地的に活発な雨雲がかかり、局地的に非常に激しい雨(1時間に50ミリ以上)や激しい雨(1時間に30ミリ以上)が降るでしょう。外出の際は、雨で見通しが悪くなったり、アンダーパスなどで冠水が発生するおそれがあります。 雨が弱まる時間もありますが、明日28日(土)は、台風から変わった低気圧が関東付近を通過するため、関東南部や茨城県、伊豆諸島や静岡県の伊豆地方では、激しい雨の降る所がありそうです。 明後日29日(日)正午までの予想48時間降水量は、伊豆諸島北部で300ミリ以上と、これまでに大雨となっている所でさらに雨の量が増える見通しです。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分に注意してください。最新の気象情報とともに、自治体からの避難に関する情報にも留意してください。
日本気象協会 本社 田中 正史