生駒里奈、いじめ経験した過去・デビュー当時の思い 「最終手段じゃないですか、逃げるって」
■乃木坂46加入は“逃げるための選択” 「マイナスに聞こえるかもしれないけど」
生駒さんは、乃木坂46の1期生オーディションに合格し、16歳でデビュー。グループ活動のため地元・秋田県から上京しました。そんなグループ加入は学校から逃げるための選択だったといいます。 ――デビュー当時はどんな思いだったのでしょうか? 乃木坂46になるために毎週レッスンに通ったり、それだけでハッピーだったので。学校行かなくていいっていうのがご褒美でした。『逃げる』っていうのは言葉がそういう並びだからマイナスに聞こえるかもしれないけど、最終手段じゃないですか、逃げるって。“なんで立ち向かわなきゃいけないんだろう”って。“立ち向かうってなに?”って思います。“つらくて逃げたい”、“学校へ行きたくない”って言った本人がどれだけ真剣に言ってるかって大人なら分からなきゃいけないものだと思います。 ――新しい世界へ飛び込んだときの自分を振り返るとどのように感じますか? 上京したのは“よくぞ上京しました”って思うけど、私はアイドルの『選抜』『アンダー制』を知らないで入ってるので入れたんです。知っていたらやるわけないじゃないですか、大変だし無理だもん。本当に知らなかったからできていたことで、ストレスを認識した途端に体に出てくるんです、色々な症状として。今この年齢になったからストレスというのを分析できるけど、今思えばあれってプレッシャーっていうんだって気づきました。
■新生活を送る人へエール「自分をよしよしして」
――仕事に対しての思いや、心がけていることはありますか? チケット代を払って、見ただけ、記憶だけでお金をもらうんです私たちの仕事は。一瞬の舞台やイベントって思い出しかもらえないのに、みなさんはお金を払ってくれる。その人たちに対してお仕事の時だけは絶対に責任を持ってやらなきゃいけないし、“絶対みんなを笑顔にするんだ”とか、そういうところの責任は全てに対して思って仕事してます。 ――最後に、4月から新生活を送る人へ向けてメッセージをお願いします。 今まで生きてきた環境と違うだけで相当疲れちゃうし、今までやったことない仕事をやることはすごく大変。それを日々乗り越えてるだけで偉いと思って、新しいことをしていることがすごいんだって思ってほしいです。褒めてくれる人なんてまれで、そんな人に出会える人生を送ってほしいなとは願っているんですけど。自分を褒められるのは自分しかいないので、自分をよしよししながら好きなものを愛でて食べて楽しく生活してほしいなって思っています。