生駒里奈、いじめ経験した過去・デビュー当時の思い 「最終手段じゃないですか、逃げるって」
日テレNEWS NNN
6月から上演されるリーディングドラマ『西の魔女が死んだ』に出演する俳優の生駒里奈さん(28)にインタビュー。“自分の居場所がない”と感じながら生きる少女を演じる思いや、いじめを受けた学生時代について。そして、地元から離れてアイドルグループ・乃木坂46としてデビューした当時の思いを伺いました。 【画像】生駒里奈 芸歴11年目の抱負 舞台出演に「高い壁を乗り越えて成長して、良い俳優に」 リーディングドラマ『西の魔女が死んだ』は、累計発行部数260万部(出版社発表)を超える同名小説が原作。生駒さん演じる、学校へ行けなくなってしまった少女・まいが、森で暮らす“西の魔女”と呼ばれるおばあちゃんと生活することをきっかけに、次第に成長していく姿が描かれます。6月25~27日に東京・草月ホール、29日には生駒さんの地元である秋田・由利本荘市文化交流館カダーレで上演されます。
■役への思い「悩みに寄り添える大人になったかな」
――台本を読んでどのように感じましたか? 学校やクラスになじめないことや、悩みを抱えているのは学生時代の私とまいの共通する部分です。読み取り側が色んな感情、感想をもってほしいし、同じような経験をしている子がなにか答えやきっかけをつかんで劇場を後にしてもらえるように努めたいと思っています。 ――“まい”にはどんな思いを抱きましたか? どっちかっていうと“まい”っていう存在に、アドバイスの仕方は下手くそだと思うけど、なにか答えを言ってあげられたり、アドバイスができる立場になったかな。まいの悩みに寄り添える大人になったかなとは思います。
■学生時代にいじめを経験 「人間としゃべったってしょうもない」
学生時代のいじめを経て、まいの悩みに寄り添える大人になったと語る生駒さん。小学校に通っていた当時を振り返って、感じることを明かしてくれました。 ――いじめを経験した当時を振り返るといかがですか? 何をされたかはめちゃくちゃ覚えているし、同級生の顔は覚えてるんですよ、名前は覚えてないです。悲しみ、つらさを受けて本当にここ(心)がずっと痛かった記憶があって。大人になってからもつらいことがあるとだんだん痛くなって、でも薬じゃ治らないし、また思い出しちゃうと痛くなるし。よく心臓を“ハート”って言うけど、その通りなんだなっていうのを小学生の時に経験していました。 ――当時いじめにはどう対処していましたか? 家が安全だったので家と、図書室。2次元に逃げました。人間同士の付き合いが嫌になったので、小学生の時によく読んでたのは『ムーミン谷の仲間たちシリーズ』。人間じゃない登場人物が出てくる小説をたくさん読んでいました。 ――人間を避けるということでしょうか? そうですね、人間としゃべったってしょうもないな…って。今は嫌いな人がいたら付き合わなければいいし、大人になったからできることだけど。小学生なんて自転車しかないし、遠くへ行こうと思っても。逃げ場といったら図書館くらいしかなかったです。