いすみに「みんなの居場所みるる」 地域の多様な人が集う場に
世代を問わず多様な人が集まるコミュニティースペース「みんなの居場所みるる」(いすみ市大原)で11月17日、「わくわくみるるまつり」が開催される。(外房経済新聞) 【写真】施設のお披露目を兼ねたイベントを開催する(写真提供=みんなの居場所みるる) 市内でさまざまな福祉活動に取り組む有志で集まり運営している同施設。認知症予防のための活動や発達が気になる子どもや障害者の支援など、それぞれが市内の公民館などに集まり活動を続けていたが、交流が盛んになるにつれ「団体や分野ごとではなく、誰でも気軽に集える場があれば」と考えていたところ、縁があってJR大原駅から徒歩3分、大原商店街そばの物件を借りることになったという。 月に1度、有志で集まり運営方法など話し合いを重ねているが、現在は、不登校の子どもたちの学習サポートや育ちに心配のある子育て中の保護者が集える日を設け開けている。趣味のグループ活動、ランチ会、ギャラリーとしても利用できる。「福祉の何でも相談所」として、20年近く地域活動を支えている中核地域生活支援センター「夷隅ひなた」の馬場崎雅子さんは「地域の横のつながりからできた新しい拠点。まだまだ始まったばかりだが、今後、この場所がどのように育っていくのか楽しみ」と話す。 施設のお披露目を兼ねた同イベントでは各団体がそれぞれの特技を持ち寄り、お茶会やアドベントカレンダー作り、絵本の読み聞かせのほか、パウンドケーキの販売も行う。 「くつろぎ処やよい」の上野勝代さんは「まずはどのような場所でどんな人が関わっているのか知ってもらえたら。気軽に立ち寄ってほしい」と来場を呼びかける。 イベントの開催時間は10時~15時。
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