【SGボートレースオールスター事前情報】近況の充実度は菊地孝平がリード、多摩川勝率No.1の定松勇樹に見せ場、地元勢は濱野谷憲吾が総大将!/ボートレース多摩川
SG「第51回ボートレースオールスター」は5月21日にボートレース多摩川で開幕する。今年のここまでの流れは「復活」だった。毒島誠が約3年半ぶりにSGを勝ち、瓜生正義や原田幸哉、西山貴浩も久々に記念タイトルを手にした。 ただ、それらを凌駕する勢いを見せているのが菊地孝平だ。児島周年を予選18位のしんがり突破、オールゼロ台Sで優勝をさらうと、初出場となったPGIマスターズチャンピオンは、これまた快速Sを連発。若き"名人"の座に就いた。今年の賞金ランキングも2位に浮上したが、SG優勝となると、2016年のメモリアルまでさかのぼる。オールスターは14年以来2度目、通算6度目のSG制覇へ、"久々"を見せてくれる公算十分だ。 【写真あり】出場選手の一覧はこちら 次に水面相性、当地勝率に目を向けたい。出場選手中でトップは定松勇樹で8.12。出場機会は2節だけだが、ともに優出。23年11月のルーキーシリーズではオール3連対で優勝を飾っている。記念出場歴はないが、好印象を持っての参戦となる。 上位陣には池田浩二、松井繁、瓜生と、遠征勢が続く。池田は2009年の当地クラシック覇者。直近でもGI周年で3年連続優出中と、地元選手顔負けの強さだ。 瓜生も当地周年を2度制し、21年のSGチャレンジカップは準優勝。松井は実績のない水面を探す方が難しいが、当地GIでV3と、しっかり結果を残している。周年タイトルホルダーでは山口剛、茅原悠紀、菊地、峰竜太らの名前が挙がる。中でも周年V2の毒島は直近6節で5優出3Vと圧倒的な実績。同じ関東地区の"準地元"とあって出走回数が多い分、当地勝率は19位にとどまるが、最も当地と相性がいい選手と言っても過言ではないだろう。 そして地元勢をけん引するのは濱野谷憲吾。それに石渡鉄兵、永井彪也の3人がエントリー。濱野谷は当地の近況はタイトルに恵まれていないが、大崩れしない安定感は健在。今年も平和島関東地区選を制した「地元の顔」として牙城を守る。 純地元の永井は、意外にも22年のメモリアル以来となるSG出場。近況は一般戦周りを強いられているだけに、ここらへんでビッグヒットが欲しいところだ。