このままの働き方でいいのか?「生産性の鬼」が「じぶん時間」を取り戻して起きた変化とは
ライフハッカー・ジャパンとBOOK LAB TOKYOがコラボ開催するオンライントークライブ「BOOK LAB TALK」。第33回目のゲストは、『じぶん時間を生きる TRANSITION』の著者・佐宗邦威さんです。 このままの働き方でいいのか?「生産性の鬼」が「じぶん時間」を取り戻して起きた変化とは 佐宗さんは戦略デザインファーム・BIOTOPEのCEO兼、Chief Strategic Designer。かつては効率を追い求める「生産性の鬼」でしたが、コロナ禍を経て軽井沢に移住したことで、「他人時間」から「じぶん時間」へのシフトが起きたといいます。 不安や焦りも伴うトランジション(内的変化)を、佐宗さんはどう乗り越えたのか──。自分に合ったライフワークバランスの見つけ方を惜しみなく伝授してくれました。
多忙から一転。パンデミックで生まれた「余白」が移住のきっかけに
2020年初頭に起きたパンデミックは、例にもれず佐宗さんの日常をも大きく変えました。主宰するBIOTOPEは予定していたプロジェクトがすべて中止となり、4月から6月までの売上がゼロに。 自宅で仕事するか、子どもたちを近所で遊ばせるかという日々のなか、これまでの多忙な日々から打って変わって、図らずも生活に「余白」が生まれたことが、今後のライフスタイルを考える転機となったと話します。 「歴史的には、住む場所は必ず仕事場の近くにありました。では、将来的にリモートワークが一般的になるなら、どこに住むのが一番いいのでしょうか。 当時、毎日PCの前で喋り続けて感じたのは、デジタルコミュニケーションは思った以上に脳が疲れるということ。 それならば、むしろ自然に近い場所に住んで、デジタルとリラックスのバランスをとる生活にシフトしていくべきではないか──。そこから軽井沢への移住を考えはじめました」(佐宗さん、以下同) 本書『じぶん時間を生きる TRANSITION』では、コロナ禍以降の生活、心境、価値観の変化をありのままに綴ったと話す佐宗さん。 自身のナラティブを共有することで、読者にも自分にとって価値あることを見つめ直してもらえたら…そんな「鏡のような本」を書きたかったと語ります。 BOOK LAB TOKYOで書籍を購入>>