立憲民主党は代表選を通じて信頼を回復できるのか?(記者解説)
MC伊藤「論戦が深まりそうな時、吉田氏のような1期生なり若手が立ち向かうには、どういう対抗の仕方が響きそうか」 水内氏「例えば、皆さんがずっと前ででしゃばっているから若い人は声を上げられなかったんですよとか、いつまで昔の感じで出ているんですか、とストレートに言っちゃうとか(笑)」 林氏「より、国民目線。短期的には総理大臣のリーダーを選ぶ選挙ではないので、野党第一党を率いて行く時、元気いっぱいに与党と対峙できることをアピールする意味では、吉田さんは面白いかもしれない」 とはいえ、総選挙の結果によっては総理大臣になるかもしれない立場。「最終的には、総理大臣って国を担って行くので若ければいいというわけではない」ということにも注意する必要があります。
立候補者のキャラが立っていても、勝敗が読みにくいのはなぜ?
立憲民主党も、1回目で過半数を獲得できなければ決選投票になります。決選投票の可能性は? ゲストの両名は「難しいですよね」「ほんとわかんない」と首をひねりながら、慎重に語ります。 水内氏「敢えて言葉にするなら……特定の2人が議員の支持を多く集めている。その2人の戦いで勝ったほうが過半数を取る場合もあるし、バランスを取る場合もある」 林氏「個々のキャラが立っているから、わりとくっきり結果が出るのかな、という気もします」 最後に、ゲストの2人が政治を愛する理由をお聞きしました。 水内氏「壮絶な人間ドラマが観たくて何十年も政治記者をやっているんですよ 林氏「政局ばかりやると怒られますが、政策を作るのは人。人間ドラマが最終的にこの国の方向性を決めることもある。2つのバトルをウォッチしてほしい」 水内氏は、「総理大臣は厳しいことも求めなければならない。痛みがあっても、この人の言うことを聞こうというリーダーシップも問われる。党員でない人も衆院選を控え、論戦の経緯を観ながら立候補者のリーダーシップを観てほしい」と締めくくりました。