コロナ禍前よりも盛況!? メーカー担当者がみた今年の「PGAショー」
シャフトブランド『DERAMAX』の販売や開発を手掛ける(株)ラストストーク・山本悠太。米国在住歴もあり、また米国発のシャフトメーカー『OBAN』と業務提携を手掛けるなど、米国メーカーとも強いつながりを持つ彼がコロナ禍以降、はじめてPGAショーを訪問。HC0.9とトップアマでもある山本氏がPGAショーで見つけた魅力的な製品を紹介! PGAショー2024 魅力的な商品たち
PGAショーはアイデア商品の宝庫!
読者のみなさま、はじめまして、山本悠太です。PGAショーは2018~2020年まで毎年出展社として訪問していました。コロナ禍の影響もあり、久しぶりの訪問なので、まずはコロナ禍以前と比べた印象からお伝えします。 全体を通して、コロナ禍以前よりも会場内は込み合っていたように感じられました。活気が戻っていた、というよりも以前よりも活気があったという印象です。また、メーカーの出展でいえば、見合わせる大手のクラブメーカーはありましたが、練習器具、シミュレーションゴルフ、アパレルなど、いわゆる新興勢力の出展が多くなったように感じられました。また、米国では最近、パッティング関連が伸びている市場なので、屋内の展示場にも関わらず、広大な練習グリーンがあって、注目を集めていました。
「この製品は何に使うの?」という製品も多くあるのですが、アメリカンドリームという言葉もあるように、アメリカという国の文化がそうさせるのでしょう。「いい商品のアイデアが浮かんだら、とりあえず形にしてみてPGAショーのような見本市で発表。運が良ければ大ヒット!」という感じで向上心があるというのか、楽天的というのかわかりませんが……。 そんなメーカーが多いPGAショーのDEMO DAYで見るからに日本人がいると思ってブースに立ち寄ったのが、岡山の敷物屋、(株)大島屋という会社。製品は『300yard一畳』というもので、野球やテニス用としても使われていて、畳の上でスウィングすると体幹が安定し、足使いも上手くなるという代物。代表と社員と思われる2名で対応されていました。こういう「やってみよう」という精神が受け入れられる文化があるのも、この見本市のいいところです。