話題の17人組ダンス集団「アバンギャルディ」、大阪凱旋で圧巻のパフォーマンス
SNSを中心に「謎の制服おかっぱ集団」として国内外から注目されるダンスチーム・アバンギャルディが7月4日、「心斎橋パルコ」(大阪市中央区)に登場。ミニライブでキレキレのシンクロダンスを披露し、会場を盛り上げた。 【写真】一体何者?真顔でカメラ目線のアバンギャルディ ■ 米国の人気オーディション番組で話題に 昭和の歌謡曲などに合せて、おかっぱ&ジャンパースカート姿で踊る女性17人組のアバンギャルディ。「大阪府立登美丘高等学校」ダンス部でおなじみの「バブリーダンス」の生みの親で、振付師のakaneがプロデュースし、2022年に結成。「おもしろい」「不気味」が混在するような表情かつ中毒性の高いダンスが米国の人気オーディション番組で話題になり、国内外のショーやフェスなど幅広く活動している。 今回は7月5日から全国の「パルコ」で始まる『パルコ グランバザール』とのコラボを記念し、アバンギャルディの地元・大阪でミニライブを開催。招待客60名を前に、NHK『紅白歌合戦』(2023年)でも披露したYOASOBIの『アイドル』を踊り、会場は一気にヒートアップ。その後は十八番の昭和歌謡曲が続き、渡辺真知子『かもめが翔んだ日』では客席に降り、客と一体となってダンスを楽しんだ。 ライブ後は、メディア向けに同キャンペーンCM用に作られたオリジナルダンスも披露。こちらは鏡に見立てたフレームを使い、まるで鏡に映る姿のように、向かい合うメンバーが完全にシンクロする振り付け・動きが見どころに。 演出についてメンバーのsonoは「めちゃくちゃ難しくて、手と手を合せるシーンは1ミリ、0.1秒ずれたら成り立たないので、カメラワークとの兼ね合いも難しくて苦戦しましたが、いい経験になりました」と振りかえり、naganoは「普段は『おもしろい』を追求して作品を作っているのですが、モードでスタイリッシュな私たちを引き出してもらえてうれしかった」と「パルコ」との初コラボに笑顔を見せた。 7月5日からは、期間限定でアバンギャルディのメンバーになりきれるTikTokエフェクトを配信。「オリジナルグッズショップ」も登場し、「おかっぱ」モチーフのマスコット(2000円)や台北公演記念のTシャツ(4800円)など約20種がそろう。「心斎橋パルコ」1階特設会場では7月12日~15日に販売される。 取材・文・写真/塩屋薫