PIECE OF PEACE-『レゴ(R)ブロック』で作った世界遺産展PART3-開催/大阪
ユネスコ世界遺産条約締結40周年記念チャリティーアートエキシビション、「PIECE OF PEACE-『レゴ(R)ブロック』で作った世界遺産展PART-3-」が堂島リバーフォーラム(大阪市福島区)で開催されている。期間は8月31日まで。 [動画]なんば駅の壁に大きな「ガンダム」登場
2年ぶりの大阪開催
この展覧会は、“かけがえのない地球のたからもの”「世界遺産」を玩具のレゴ(R)ブロックで作るチャリティアート展だ。子どもから大人まで世界遺産を身近に感じてもらい楽しみながら、ユネスコ世界遺産活動を応援していこうという特別な思いから立ち上がったもの。 2003年に第1回目が開催され、これまでの10年間で、来場者は延べ約200万人。国内各都市での開催、初の海外出展となった香港での開催を経て、大阪開催は2年ぶりとなる。 メイン展では、迫力満点のスペイン・アントニ・ガウディの作品群(サグラダファミリア)をはじめ、世界27か国の世界遺産40作品と「地球」が飾られ、大阪初の新たな世界遺産モデルも加わっている。世界遺産モデル作品総ピース数は45万ピースにも及ぶ。他にも国内外で活躍するアーティストたちによるメッセージの展示品も。
日本の世界遺産登録のモノも多く登場
日本ユネスコ協会連盟では「未来へひきつぐ、地球のたからもの:世界遺産も!身近なもの!」をキーワードに、世界遺産を守り伝えることへの関心を高め、同時に自分たちの住む町、生きる場所を大切にしようという活動を行っている。 今回の展示品には日本の世界遺産登録のモノも多く、目を楽しませてくれる。レゴ社はデンマークに本社を置く世界第4位の玩具メーカーで、ご存じの組み立て玩具「レゴ(R)ブロック」を中心とした製品は世界140か国、日本では1962年から販売を開始している。 「前回(2012年)の大阪での開催時には、期間中約5万5000人の方の来場がございました。今回は『富士山-信仰の対象と芸術の源泉』や『姫路城』、『シドニー・オペラハウス』など、大阪では初めての展示となる作品が多数加わり、バージョンアップしての開催となっています。こんな時代だから、PEACEを、SMILEを、もっともっと広げていければと願っております」(実行委員会) たとえば、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」は、使ったレゴ(R)ブロックは2万1500ピース、制作期間6日。「厳島神社」は1万2000ピース、制作期間10日。「地球レゴ(R)ブロック」は800ピース、制作期間8日などとなっている(すべて解説付き)。世界遺産を知る意味でも、一度足を運んではどうだろうか。入場料大人400円、小学生200円。時間は午前11時から午後8時まで。 問い合わせは、堂島リバーフォーラム、PIECE OF PEACE 実行委員会(06・6341・0115)まで。 (文責/フリーライター・北代靖典)