<ブギウギ>中村倫也の“クセ強”キャラ登場で「現場は大爆笑」 モデルはあの元NHKの演出家? 外見は本人が提案
沼袋については「モデルとは言いませんけれど」と前置きした上で、「元NHKのドラマ演出家の和田勉さんを彷彿(ほうふつ)とさせるクセの強いキャラ」といい、実際に登場したキャラは「なんとなく扮装も(和田さんに)引っ張られているんじゃないかと。サングラスとかあの髪形の感じとか(笑い)」と語る。ちなみに外見は、中村さんからの提案だったといい、「作り方によってはシュッとしてしまうので、クセを強くするということで、あの髪形とサングラスで、うさんくささを出しつつというのは、中村さんから提案された」と明かす。
沼袋が孫の手を持っているのは「(第25週の)演出の福井(充広さん)が、何か手に持ちたいですねというようなことを言って、衣装合わせのときに小物をいろいろと用意する中で、中村さんが『孫の手、いいな』となった。見事に使いこなしているところに、この人、ずっと持ってるんだろうなと、自然に演じていただけたのが、本当に面白かった」と笑う。
◇誰もがのけぞるくらいの大声「ちょっと抑えていただいたくらい」
中村さんの演技については、「もともとお芝居がすてきな方だと思っていて、柔らかい役から硬い役まで、とても説得力があり、面白い方だなと思っていました」といい、現場に入ると「本当にパワフルで、楽しく面白いお芝居で。だじゃれが力強くて現場は大爆笑でした。ちゃんと(沼袋の)面白みを演じていただいて、本当に良かったなと思っています」と手応えを語る。
撮影では「現場の誰もがのけぞるくらいの大声と豪快なだじゃれで、めちゃくちゃ押し出しの強い役を、楽しく演じていただいた。素晴らしいと思いました」と絶賛する。
「ちょっと抑えていただいたくらいです。ご本人のプランはもっとはちゃめちゃだったと思います(笑い)。すてきでした。みんな笑ってしまうくらい大きな声で。声が大きいというだけで、人は面白いということが分かりました」
その結果、「沼袋はすごくクセがあって、嫌みな役なんですけど、その想像の上を行くクセがある感じをさらっとやっていただいた。そのさらっとがすごく良かったなと思います。リハーサルから趣里さん含め、現場はみんな大爆笑。そのパワフルさが素晴らしかった」と振り返った。
第25週では「第7回オールスター男女歌合戦」でのスズ子とアユミの“直接対決”が描かれる。放送も残すところあと2週。最後までスズ子の活躍を見守っていきたい。