アユ釣り解禁 20センチの大物も 狩野川
狩野川のアユ釣りが8日、解禁となった。夜明け前から待ちわびた大勢の釣り人が繰り出し、一斉に川にさおを並べた。伊豆市の矢熊橋付近では約20センチ、75グラム前後の大物も釣り上がり、狩野川漁協(井川弘二郎組合長)は「朝から天候に恵まれ、風も弱く、絶好の釣り日和となった。午前の段階で場所によっては25匹釣った人もいた」と状況を報告した。 同漁協によると午前10時現在、気温24度、水温16・5度とまずまずのコンディションだった。担当者は「遡上(そじょう)はまだ少ないようだが、上流には『ハミ跡(アユが食べた跡)』も見られる。エリアによっては(餌の)コケも岩や石によく付いている」と説明した。 富士市から来た70代の男性はヒットを連発し「毎年シーズンになると毎週のように足を運ぶ。狩野川は水がきれいなのが良い」と、釣果に上機嫌だった。
伊豆新聞デジタル