珠洲初の豪雨仮設着工 完成3月、22戸整備
県は7日、奥能登豪雨で自宅に大きな被害が出た人向けの仮設住宅の工事を珠洲市で始めた。22戸を民有地に整備する。木造2階建てで、完成は来年3月ごろの見込み。被災者は原則2年間、入居できる。 【写真】珠洲市で新たに仮設住宅の建設が始まり、測量する作業員 この日は午前9時ごろから、作業員約10人で除草作業や土地の測量に当たった。施工業者によると、12月ごろに建物本体の工事に取り掛かる予定だという。 ●輪島でも130戸建設開始 輪島市でも新たに2地区計130戸の建設を開始した。豪雨での仮設住宅は輪島、珠洲両市で計286戸となった。 馳知事は同日の会見で、完成が年明け後となることに関し、「用地が少ないため木造2階建てにせざるを得ず、時間がかかってしまう。災害公営住宅の用途にも活用できるので、長い目で理解してほしい」と述べた。