マイクロマネジメント、無関心…タイプ別「イヤな毒上司の対処法」と自戒をこめて
「仕事を辞めるのではない、上司と縁を切るのだ」とよく言われますが、これは本当にそのとおりです。 仕事は好きだけど、上司がひどい場合、辞めるのは惜しいですが、かといって働き続けるのも地獄でしょう。 しかし幸い、上司がイヤなヤツでも、望みがないわけではありません。上司を逆に管理する方法があるのです。 ただし、イヤな上司にもさまざまなタイプがあり、そのタイプに応じて、効果的なアプローチも変わってきます。 一方で、自分自身が管理職の立場にあり、部下が辞めたくなるようなまずい点が自分にあるのでは、と気になる場合はどうしたらいいでしょうか? 心配ありません。そのような人にも改善できる望みはあります。
イヤな上司その1.「干渉しすぎる」
イヤな上司の行動としてもっとも頻繁に挙げられるものの1つが、こと細かに干渉してくるマイクロ・マネジメントです。 自主性は多くの人にとって重要なものですが、特に管理職が、「リモートやハイブリッド勤務の従業員にもっと目を光らせなければ」と考えている場合には問題になりがちです。 上司がマイクロ・マネジメントをしてくる場合に役立つ方法は、いくつかあります。 いちばん良いのは、うまくこちらからアプローチすることです。週に1度の状況報告を行なっていないなら、自分から申し出てみましょう。短期的・長期的に期待される成果は具体的にどういうものかを話し合い、互いに納得できる報告内容を決めましょう。 電話やメッセージをたくさん寄越してくる上司なら、「オープンなコミュニケーション」のための時間を設定したり、自分が対応できる枠を知らせたりしておきましょう。 このような方法は、自分が管理職である場合にも役立ちます。まずは一歩下がって、自分が本当に把握すべきことは何なのかを考えましょう。 マイクロ・マネジメントをしたくなる原因がどこにあるのかを理解することが、干渉しすぎを抑えるための第一歩になります。