「体格差は依然として…」100点ゲームの米国が日本戦の勝因に”サイズ”を強調「顕著に表れた」【パリ五輪】
バスケットボール女子日本代表は現地時間7月29日(日本時間30日早朝)、世界ランク1位で五輪7連覇中の米国代表と対戦。初戦から東京五輪決勝の再現となったが、76-102で敗れた。 【画像】体操男子の2大会ぶり金メダルや阿部詩の涙…日本勢が見せたパリ五輪の「悲喜こもごも」を厳選フォトでチェック! 第1クオーターから米国に先行される展開。それでも赤穂ひまわりとキャプテン・林咲希の連続3ポイントで追い上げ、15-22で終了。第2クオーターも引き続き体格に優れる米国オフェンス陣にインサイドを支配される中、日本は3ポイントの連発で応戦。11点差で前半を終えた。 試合の趨勢が決まったのは第3クオーター。米国にいきなり3連続得点を許し、流れをつかまれると、後半はそのままワンサイドゲームに。結果、100点ゲームを許す形となってしまった。 個人スタッツを見ると、ベテラン・高田真希がチームトップの24得点を記録。山本麻衣は5本の3ポイントシュートを決めている。一方でチームのキープレーヤーとして期待された、馬瓜エブリンと馬瓜ステファニーはそれぞれ2得点、1得点と姉妹そろって不発に終わった。 今回の敗戦を受けてSNSでは「米国は日本のことをよく分析していた…恐ろしい」「高田さんが米国相手にも最強だった」「さすがの分厚い壁だったけどアウトサイドは自信持っていい!」「次に切り替えよう!」といった意見が見られた。 一方で、大差を付けて初戦をモノにした米国はご満悦だ。米メディア『The Athletic』は「8大会連続の金メダル獲得を目指すアメリカは、完璧なスタートを切った」と切り出し、終始リードを許した日本を「ペースを維持しようとしていたが、タンクにはほとんど何も残っていなかった」と評した。 また、サイズの差に触れたのが『SB Nation』だ。「今大会で最もサイズに恵まれないチームのひとつである日本にとって、体格差は依然として克服できないものであることが証明された」と強調した同メディアは、「日本のロースターには6’1フィート以上の長身選手がおらず、それが顕著に表れ、アメリカは頻繁にオフェンスチャンスを得て、小柄なディフェンダーを振り切ってシュートを決めた」と米国の勝因を挙げている。 日本の次戦は現地時間8月1日のドイツ戦。日本時間18時の開始予定だ。初戦では格上・ベルギーを破って勢いに乗っているが、日本もそれに負けない奮起を期待したい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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