角田裕毅（RB）(C)Red Bull Content Pool

F1第18戦シンガポールGPの2日目、フリー走行3回目が行われた。トップタイムを記録したのはランド・ノリス（マクラーレン）、2番手にはジョージ・ラッセル（メルセデス）、3番手はオスカー・ピアストリ（マクラーレン）だった。 ●【2024F1第18戦シンガポールGP】全セッションの結果・タイムスケジュール HRC Sakuraで製造されているHRC（ホンダ・レーシング）製パワーユニット『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。 4番手　マックス・フェルスタッペン（レッドブル） 11番手　角田裕毅（RB） 15番手　セルジオ・ペレス（レッドブル） 17番手　ダニエル・リカルド（RB） ノリスは1:29.646を記録し唯一の29秒台に突入し、2番手ラッセルに0.479秒もの差をつけ、3番手に入ったチームメイトのピアストリには0.785秒差をつけている。 初日FP1トップの1:31.763（シャルル・ルクレール／フェラーリ）のタイムと比較すると2秒以上タイムアップしており、トラック・エボリューション（路面のグリップ力の向上）はまだまだ向上しそうだ。 この後の予選では、トラック・エボリューションの効果を最大限に得ようとするマシンが増えることが予想され、セッション終盤のトラフィック（渋滞）の影響を受けて、速いタイムを残せないマシンも出てくる可能性もあり、Q1から目を離せない。 ウィリアムズ勢は、8番手・9番手に入り、好調さをアピールした。 RB勢は昨日トップ10に入ったが、FP3では角田裕毅（RB）は11番手、ダニエル・リカルド（RB）は17番手だった。 ■トカゲのコースインで赤旗、路面はスリッピー 序盤にレッドフラッグが数分間出されたが、大きなトカゲがコースインしたためだった。コースマーシャルが走って捕獲しようとする場面ではトカゲが逃げ回り、モニターを見ていたリカルドが笑顔を見せるシーンも映されていた。そのリカルドはこのレースが最後とも噂されている。 まだコース上はまだかなり滑りやすいようで、ドリフトしながらマシンをコントロールするシーンが多く見られたが、大きなクラッシュはなく、無事にセッションを終えている。 ■【F1シンガポールGP】フリー走行3回目 1　L.ノリス（マクラーレン） 2　G.ラッセル（メルセデス） 3　O.ピアストリ（マクラーレン） 4　M.フェルスタッペン（レッドブル） 5　C.ルクレール（フェラーリ） 6　C.サインツ（フェラーリ） 7　L.ハミルトン（メルセデス） 8　A.アルボン（ウィリアムズ） 9　F.コラピント（ウィリアムズ） 10　F.アロンソ（アストンマーティン） 11　角田裕毅（RB） 12　N.ヒュルケンベルグ（ハース） 13　K.マグヌッセン（ハース） 14　P.ガスリー（アルピーヌ） 15　S.ペレス（レッドブル） 16　E.オコン（アルピーヌ） 17　D.リカルド（RB） 18　L.ストロール（アストンマーティン） 19　V.ボッタス（Kickザウバー） 20　G.ジョウ（Kickザウバー） 決勝レースのスターティンググリッドを決める予選は、この後22時（日本時間）から始まる。