東京・大田区で、新島襄ゆかりの珍しいカタルパが開花 /東京
東京都大田区の区立山王草堂記念館(大田区山王1ー41ー21)で、カタルパの白い花が咲き、来園者の目を楽しませている。同志社の創立者・新島襄が100年以上前にアメリカ土産として持ち帰った種から育ったもので、国内では数が少なくとても珍しいという。 大田区によると、カタルパはアメリカ原産の落葉樹で、長さ3~4センチのラッパ状の形の花がいくつか集まり、一房となって咲く。花は、毎年5月中旬から下旬にかけて咲くが、10日ほどで枯れてしまうところもあり、花の見ごろは短いとされる。 山王草堂は、日本最初の総合雑誌「国民之友」を発刊した言論人、徳富蘇峰(1863~1957)がかつて「山王草堂」と称して住んでいた。このカタルパは、熊本市立徳富記念館の2代目の木から挿し木した3代目の木として、1990年3月に贈られたという。