UBSエルモッティCEO、27年まで続投も-退任はクレディS統合後
(ブルームバーグ): スイス最大の銀行UBSグループのセルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は、買収したクレディ・スイスの統合が完了するまでCEOにとどまる意向だと明らかにした。買収直後に急きょ就任したCEOとしての在職期間が、4年近くに延びる可能性が出てきた。
エルモッティ氏は13日、チューリヒで開かれたイベントで、「自分は少なくとも統合が完了するまでCEOにとどまると、取締役会に約束した。つまり、2026年終わりか27年初めということだ」と語った。
2011年から20年までUBSを率いたエルモッティ氏は、昨年3月の緊急買収直後にCEOに復帰。UBSはクレディ・スイス統合は順調に進んでいるとしつつ、エルモッティ氏の正確な退任時期は柔軟であり、職務の完了と関係していると最近示唆していた。
UBSのコルム・ケレハー会長は昨年遅く、取締役会とともにエルモッティ氏(64)の後任人材の候補者リスト作成を検討していると発言。内部候補者の確保は、「文化の検証」になるだろうと述べていた。
原題:UBS’s Ermotti Says His Term as CEO Could Stretch to 2027 (1)(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Myriam Balezou