EVとPHV販売、2割増予測 24年、中国が6割占める
【ロンドン共同】国際エネルギー機関(IEA)は23日、電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)を合わせた2024年の世界販売が、過去最高の1670万台に上るとの予測を公表した。前年比で約2割増える見通しだ。世界の「EVシフト」をてこに国内市場を育成し「自動車強国」を目指す中国が約6割を占める。 中国は約25%増の1014万台で、中国国内では新車販売全体に占めるEVとPHVの比率が約45%に上ると試算した。欧州はドイツの補助金打ち切りなどによる需要の伸び悩みで、約7%増の345万台にとどまるとした。米国は約23%増の172万台と見込み、中国の伸びが際立つ予想となった。