人口減少によって公共交通の維持が難しくなる中、まちづくりの視点から再生方法を考えるシンポジウムが開かれました。 鳥取市で開かれたのは公共交通の再生方法について考えるシンポジウムです。路線の減少など直面する問題を解決するヒントを探ろうと鳥取県などが企画しました。 鳥取県　平井伸治　知事 「公共交通をどのように守り育て、これを活用する。そんな仕組みを県民みんなで作っていけるかどうか。これがポイントになります」 シンポジウムには鳥取県の平井知事をはじめ、岡山県でバス事業などを展開する両備グループの小嶋光信さんなどが出席。小嶋さんは公共交通の再生には「歩いて楽しいまちづくり」など人が集まりたくなるアイデアが重要性になると解説していました。 両備グループ会長兼CEО　小嶋光信 さん 「キャッシュレスにして助かるのか。EVにして地域の公共交通は助かるのか。自動運転にすればなんとかなるのか。そんなもんじゃ実はないんだと」 会場では使い終わった降車ボタンなどを販売するブースも設置され、訪れた人たちは公共交通のあり方を改めて考えていました。