鹿児島県出水市で高病原性鳥インフル 野鳥のねぐらの水から…今季初
鹿児島放送
出水市で野鳥のねぐらの水から高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。 県によりますと今月4日、出水市荒崎地区で採取された野鳥のねぐらの水を鹿児島大学で検査したところ鳥インフルエンザウイルスが検出され、高病原性のH5N1亜型と確認されました。 県内では今シーズン初めて、全国では20例目です。検出地点から半径3キロ圏内には11の養鶏農場があり47万5千羽のニワトリが飼育されています。環境省は半径10キロ圏内を野鳥監視の重点区域に設定しました。 県は先ほど職員らを集め対策会議を開きました。 【県家畜防疫対策課 藏薗光輝 課長】 「大変強い危機感を感じているところでございます」 「畜産関係者、団体、生産者、一体となって、高い防疫意識を持って、農場への侵入防止に万全を期してまいりたい」 8日から県内すべての農場や関係機関に野生動物の侵入防止対策を徹底することなどを呼びかけます。また、今月11日に養鶏団体などを集めた防疫対策会議を開きます。