歯が健康なほど認知症になりにくい!?…専門医に学ぶ!歯の治療法 最前線
歯の悩み(2)銀歯が気になる
<笑った時に気になる銀歯> 従来は虫歯治療=銀歯のイメージでしたが、今では白い詰め物もベーシックになっていて銀歯から付け替える事も可能だそうです。 <詰め物・被せ物の代表的な素材は3つ> 詰め物や被せ物に使用する代表的な素材は3つあるそうです。1つは、白いプラスチック素材「レジン」。2つ目は、金属できたいわゆる「銀歯」。そして、強度の高い「セラミック」。保険適用かどうかの基準は素材や場所によってさまざまで、銀歯は全ての歯に保険適用。白いレジンは基本的に前歯のみですが、一部の新素材を使用する事で奥歯も保険適用になるのだとか(※新素材の適用については歯科医にご相談ください)。そして、セラミックは全て保険適用外となるそうです。
歯の悩み(3)歯にものが挟まる
<歯にものが挟まるのは「歯周病」のサイン!?> 「歯にものが挟まる」「歯に隙間ができた」「歯ぐきが下がった」に当てはまる場合は、歯周病の疑いがあるそうです。歯周病は、成人の2人に1人がかかっていると言われる国民病。歯と歯ぐきの隙間から侵入した細菌が歯肉に炎症を引き起こし、歯を支える骨を溶かしてグラグラにさせてしまいます。初期段階ではほとんど痛みがなく、気づきにくいそうですが、進行すると痛みを伴い歯が抜けてしまう事もあるのだとか。先生によると、一度歯周病になると現状からなかなか回復しないので、今の状態よりも悪くしない事が大切だそうです。 <歯周病対策に最適!正しいブラッシング法> 歯ブラシの仕方を適切にするだけで、歯肉が締まり、歯周病の回復が見込める場合もあるそうです。その方法が「つっこみ震わせ磨き」。歯ぐきと歯の境目の歯周ポケットにゴミが入り込むと歯周病になるため、歯ブラシを斜め45度に傾けて、歯周ポケットに歯ブラシを入れます。そのまま小刻みに20~30回往復させる事で、歯周ポケットから汚れをかき出す事ができるそうです。適切なブラッシングでしっかりと歯周病対策をしましょう。