上越市立水族博物館が6月リニューアルオープン 「日本海と一体」型の展示
夏だけでなくいつもイルカを見たいとの来館者の希望に沿って、新施設ではイルカを通年飼育とし、イルカスタジアムでバンドウイルカのジャンプなどを見ることができます。スタジアムも日本海とつながっているかのようなプールで演技を披露します。座席数は旧施設の288から450に増やしました。 多数が群れているマゼランペンギンは、一大生息地のアルゼンチン・チュブ州の環境を再現。巣の中で卵を温める様子や水中を泳ぐ姿を間近に観察できます。
上越市の村山秀幸市長はあいさつで、「期待に応えられる素晴らしい水族博物館にしたい。マゼランペンギンやシロイルカなどを多くの人に楽しんでもらいたい」と語り、ペンギンの姿の公式キャラクターの名前の募集が16日から始まることなどをアピールしていました。 上越市の水族博物館は、これまでも隣接する「海なし県」長野県の子どもや学生らにも人気で、上越の海水浴場とともに信越や北陸地域の人々に親しまれてきました。 上越市によると、旧水族博物館は1980(昭和55)年開館、2013年までに延べ900万人以上の来館者を数えました。その後、老朽化が進むとともに来館者のニーズも多様化。施設と展示内容の両面から検討し、新設に至りました。新施設はJR直江津駅から徒歩15分、北陸自動車道上越ICから車で約15分。
------------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者・編集者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説