女児7人“わいせつ”元保育士に懲役15年求刑 被害児童「寝言で“やめて”」「夜中に泣き叫ぶ症状」法廷で語られた事件後の苦しみ
「ただただ私が卑劣な犯罪者であった」
検察官による論告と求刑、弁護人による弁論は冒頭の通り。その後、被害者参加人2人の代理人による弁論も行われ、いずれも長期にわたる実刑が相当であると主張した。 裁判の最後、裁判長に促された被告人は証言台に座り、以下のように最終陳述を行った。 「私が自分勝手な、自分の欲を満たすために、何の罪もない子どもたちを被害者にしてしまった事実。消えることのない傷を負わせてしまったことも事実です。被害弁償が何もできていないのも事実で、私自身の知識のなさ、甘さが招いたことです。私のしたことは許されるべきではないことは重々わかっています。してしまったことに対しての…(沈黙)…言い訳は一切なく、ただただ私が卑劣な犯罪者であったこと。被害者の方々には、心から申し訳なく思っており、ただその一心です。弁解の余地もありません。本当に申し訳ありませんでした」 判決は来月14日に言い渡される。
弁護士JP編集部