ウィリアム皇太子、キャサリン皇太子妃のがん公表後初めての公務に ボランティア活動に参加する
先月末からイースターの休暇をとり、キャサリン皇太子妃や子どもたちとノーフォークのアンマーホールで過ごしていたウィリアム皇太子。現地時間4月18日(木)に公務に復帰した。皇太子妃ががんの治療を受けていることを公表して以来、皇太子が公の場所に現れるのはこれが初。 【写真】ウィリアム皇太子の愛すべき「お茶目&庶民派」モーメント45選
皇太子のこの日のテーマは食料廃棄問題。サリーとウェストロンドンにあるコミュニティセンターや環境保護団体が廃棄される食料の削減のために取り組んでいる活動を見学した。皇太子は以前から自身の立ち上げた環境保護のためのアワード、アースショット賞の活動の中で「廃棄物のない世界を築きたい」というメッセージを発信している。
余剰の食料品を使って食事を作り、コミュニティセンターにデリバリーしている組織「Surplus to Supper」ではエプロンをつけて料理を手伝う場面も。そこで皇太子は参加していたお年寄りのボランティア女性から皇太子妃とチャールズ国王に当てたお見舞いのカードを受け取った。王子は「ご親切にありがとう」とお礼を言っていた。テレビ局「ITV」のレポーターがSNSで報じている。
女性はカードを渡しつつ皇太子に「皇太子妃を気遣ってあげてください」と声をかけたとか。すると皇太子は女性の肩に手を置きながら「そうします」と答えていたそう。新聞「テレグラフ」が報じている。
ちなみにこの日、皇太子は食料を詰めたボックスを自ら運搬。ボランティアのメンバーは「皇太子はボックスを誰にも渡したがらなかった。運ぶ係のボランティアがいたけれど『いや、僕は手助けに来たんだ』と言っていた」「皇太子は私たちがやっていることを本当の意味で体験したがっていた」と証言している。
またボランティアとして来ていた13歳の少女は「皇太子よりもマスコミのカメラがいることに緊張した」とコメント、皇太子がフレンドリーだったと話していた。「皇太子はとても礼儀正しい態度で、私たちがどんな活動をしているのか、どれくらいの頻度でここにきているのか尋ねてくれました」。皇太子妃との2ショットが復活するのを楽しみに待ちたい。