「憲法改正を国民に問う」自民総裁候補・小泉進次郎氏の覚悟とは?
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年9月16日に公開された動画のテーマは「小泉進次郎氏・「憲法改正」や「次期衆院選の争点」」。 昨日に続き、自民党総裁選挙に立候補した小泉進次郎衆議院議員をゲストに迎え、産経新聞デジタル報道部政治担当デスクの水内茂幸氏とともに総裁選への立候補に至った理由や決意を伺いました。 「3つの改革」を争点に早期に衆院解散したいと語る小泉氏。その理由は? 【このトピックのポイント】 ・憲法改正、実現への壁は国民投票で超えたい ・衆院解散は「3つの改革」ほか基本方針を問う ・「組閣メンバーは自分で決める」
小泉氏のプロフィールは以下の通りです。 小泉氏は2009年衆議院議員選挙に初当選し、現在5期目です。これまでの政治家人生で一番印象深い出来事にも最初の選挙を挙げました。2009年衆院選では民主党による政権交代が起き、自民党が下野しました。新人で当選できたのは小泉氏を含めてわずか4人にとどまる大惨敗で、有権者からの態度も厳しいものだったと振り返ります。 自民党が政権を奪還した後、2019年に環境大臣として初入閣します。当時38歳で戦後3番目、男性の初入閣の年齢としては戦後最年少でした。今回の総裁選挙でも最も若い候補となります。
憲法改正・実現への壁は?
「憲法改正はちゃんとやってほしい。議論はかなり煮詰まっていると思う中、実現への壁は何か」と問う水内氏に対し、小泉氏は、「国民の民意が大事だと思っている」と切り出します。 「総理になったら早期に衆議院の解散をして、憲法も問う」と主張し、「各党、各会派と向き合う時に、民意のあと押しが、これまで超えられなかったものを超えられる力になる」と語ります。 また、これまで国民投票をしなかった理由を、過半数を取る見通しが立たなかったことにあるとし、「今まで国民に問うてないことが問題なのだと思います」と語ります。 小泉氏「世論調査をすれば、国民が信頼する組織は自衛隊。この国を命がけで守る自衛隊が、憲法に書いてすらいないことが、このままで良いか国民は問われたことがない。それが69年続いている。なので民意を問い、しっかり受け止めたい。憲法改正ができるかどうかは最後は国民。そこまで行きたい。」 「70年間、世の中が変わっているのに、憲法は変わらないでいいなんてありえませんよね」と語りかける小泉氏は、「政権の命運がかかるかもしれないけれど、覚悟を持たないと問えない」と語ります。 小泉氏「環境が整った時に、国民の皆さんに否決されても問う覚悟がないと、前には進めません」 来年までに発議のところまで持っていく考えはあるのでしょうか。 小泉氏は条文化の作業、与党の合意と賛成会派の合意、参議院があることを踏まえ、「現実的には3分の2を確保できる現実的な案にしないと、いくら理想を唱えていても実現できないと思う」と現実面にも目を向けました。