研修生が初窯出し やきものたまご創生塾 萬古陶磁器工業協組
萬古焼の若手技術者を育成する「やきものたまご創生塾」(萬古陶磁器工業協同組合主催)で4日、4人の研修生が窯で焼き上げる作業を初めて終えた。 本年度第17期生の4人は、陶磁器の製造技術の習得に取り組んでおり、ろくろ成形を中心に絵付けなどの指導を受けた。窯出し作業は四日市市東阿倉川の三重県工業研究所窯業研究室で行われた。湯飲み、茶わん、皿など合計110点余りをガス窯に入れ、約9時間かけて焼き上げた。 講師の宮本晋氏は「上々の出来だ」と評価した。研修生は今後、今回とは異なる焼成方法や作品制作に挑戦する。(四日市)