「不採算グロース株」に圧力、高金利で資金調達リスク-ゴールドマン
(ブルームバーグ): 黒字を達成していない米企業の一部は「支払い能力を維持する」ため、高金利での資本調達を余儀なくされ、リスクが高まっていると、ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストが指摘した。
デービッド・コスティン氏率いるゴールドマンのチームは、収益の見込めない企業は事業継続のために「身売り先を見つけるか、新株発行で株式を希薄化するか、もしくは現在の高金利で債券を発行せざるを得なくなる」との見方を示した。こうした企業の大半はテクノロジー関連だという。
コスティン氏は10日付のリポートで、いわゆる「不採算グロース株」はキャッシュフローを生み出せるのが「遠い将来」だと予想されるため、金利が上昇すると予想利益に基づく現在の価値が大幅に目減りすると述べた。
原題:Goldman’s Kostin Says Loss-Making US Companies Face Rates Risk
(抜粋)
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Sagarika Jaisinghani