スペインで“過去最悪規模”の洪水 地球温暖化で被害拡大か
未曾有(みぞう)の自然災害が世界各地で相次ぐ中、温暖化対策などを話しあうCOP29で国連機関の事務局長が明らかにしたのは… 国連・世界気象機関 サウロ事務局長 「産業革命前に比べて気温は1.54℃上昇しました」 今年1月から9月までの平均気温が、とりかえしがつかなくなるという1.5℃のラインをこえてしまったというのです。 国連・世界気象機関 サウロ事務局長 「1.5℃のラインに踏みとどまらなければなりません。2℃に向かうとその影響はとてつもないことになります」 発生から2週間がたったスペインでは、13日に南部の地中海沿岸で再び大雨による洪水が発生。異常気象に歯止めをかけられるタイムリミットは刻一刻と迫っています。