阿部巨人 田中将大獲得へ 投手陣のチームリーダーとしての役割期待されるも 浮上する"メリット、デメリット"
球界に衝撃が走った。楽天を自由契約となっていた田中将大を巨人が獲得することが確実となった。 【動画】最後は三振で締めた!戸郷が史上89人目のノーヒットノーランを達成したシーン 12月16日付けの『スポーツ報知』は田中獲得が決定的と報じた。 今季15勝をマークし先発陣の柱として機能した菅野智之がメジャー挑戦で海を渡ることに。「菅野の穴」をいかに埋めるかもオフの課題とされていたが、阿部慎之助監督が経験豊富な田中獲得を熱望、日米通算197勝右腕合流でさらに投手陣に厚みが増すことになった。 田中は楽天時代の13年シーズンに24勝無敗の金字塔を打ち立て、ヤンキースでは6年連続2桁勝利を達成と日米球界で様々な経験を積んできた右腕のキャリアは輝かしいものがある。 投球の引き出しも多く、若手投手陣が多い布陣においては、様々な経験を重ねたレジェンドが合流することでプラスに働くこともありそうだ。 一方で田中獲得に動いた背景には、指揮官が菅野が抜けることで投手陣を束ねるベテランのチームリーダーを求めたとも伝えられている。 ただ、チームには今季ノーヒットノーランを達成、開幕投手も務めた若きエース・戸郷翔征がいる。24歳とまだ若いが侍ジャパンも経験、責任感も強く、菅野から伝統ある巨人エースの座を託されたとあって、菅野が抜けた後は戸郷を中心に若い投手陣がまとまっていくと見られていた。その点において、経験豊富なベテランの合流がチームバランスにどう影響を及ぼすかは注視していく必要がありそうだ。 いずれにせよ、節目の200勝まであと3勝に迫った田中の復活ロード含め、来季の巨人投手陣は様々な点で注目を集めることになる。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]