ヤマハ、JSB1000は中須賀と岡本のコンビ継続。ST1000に井手、南本はアジアロードASB1000に昇格/全日本ロード
2月7日、ヤマハ発動機株式会社は『2024年ヤマハ発動機モータースポーツ活動』を発表した。MotoGPやWorldSBKなどの世界選手権から国内選手権まで様々な二輪レースカテゴリーへ参戦する主要チームを明らかにしており、全日本ロードレース選手権のライダーラインアップが新たにアナウンスされた。 【写真】南本宗一郎(YAMAHA GEN BLU RACING TEAM ASEAN)/2023アジアロード SS600 チャンピオン MotoGPでは既報の通り、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPからファビオ・クアルタラロとアレックス・リンスがYZR-M1を走らせる。Moto2はYamaha VR46 Master Camp Teamから佐々木歩夢とジェレミー・アルコバのコンビで参戦することとなった。 スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)はPata Prometeon Yamaha WorldSBK Official Teamにジョナサン・レイが新加入し、アンドレア・ロカテッリのチームメイトとなる。GYTR GRT Yamaha WorldSBK Teamはドミニク・エガーターとレミー・ガードナーが継続参戦する。 FIM世界耐久選手権(EWC)はYamalube YART Yamaha EWC Official Teamからニッコロ・カネパ、カレル・ハニカ、マービン・フリッツが継続となり、連覇を目指して戦う。 全日本ロードレース選手権は、JSB1000クラスにワークスのYAMAHA FACTORY RACING TEAMが引き続き2台体制でエントリー。ライダーはコンビ3年目となる中須賀克行と岡本裕生で、ヤマハYZF-R1を駆る。 中須賀は、2023年もトップの座を譲らず、JSB1000通算12度のチャンピオンに輝いた。岡本はST600クラスで2度王者に輝き、2021年はST1000クラスで戦った。2022年から同チームでJSB1000を戦い、昨年は初優勝も飾っている。 ST1000クラスは、豊島怜(DOGFIGHT RACING)、そして井手翔太(AKENO SPEED)がステップアップして、2名がST1000仕様のヤマハYZF-R1を駆る。 ST600クラスは、伊達悠太(AKENO SPEED)、菅原陸(Nippon Pioneer Garage L8 RT)、中山耀介と松岡玲(ITO RACING BORG CUSTOM)、田中啓介(FujimotoDenki GBSracing)の5名が名を連ねており、ヤマハYZF-R6で争う。 また、アジアロードレース選手権(ARRC)のASB1000にはYamaha Tekhne Racing Team ASEANからカスマ・ダニエル・カスマユディンと、昨年SS600で王者となった南本宗一郎が参戦することになった。 才能ある若手ライダーの発掘と支援を目的にYamaha R3 bLU cRU FIM World Cupには、高橋匠を参戦させて世界選手権へのステップアップに挑戦する。 ヤマハは2024年も引き続き、基本方針である「ブランド価値の向上」、「市販車への技術フィードバック」、「モーターサイクルレースの健全な普及」を目的に活動を行うとしている。 [オートスポーツweb 2024年02月07日]
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