岩盤の亀裂が雨などにより広がったか 34人一時孤立の落石現場を職員らが調査 紅葉シーズン前の仮復旧目指す=静岡・川根本町
静岡放送
静岡県川根本町で9月19日に落石が発生し、観光客など34人が一時取り残された現場で、一夜明けて町の職員などが法面の調査を行いました。 【写真を見る】岩盤の亀裂が雨などにより広がったか 34人一時孤立の落石現場を職員らが調査 紅葉シーズン前の仮復旧目指す=静岡・川根本町 岩盤の亀裂が雨などで広がったことが落石の原因とみられています。 9月19日午前、川根本町の観光スポット「夢のつり橋」付近の遊歩道で複数の落石が発生し、道を塞ぎました。 観光客や工事関係者など34人が取り残される事態となりましたが、当日中に警察と消防によって全員が救助されました。この落石による負傷者はいませんでした。 一夜明け、落石があった現場では川根本町の職員などが法面の調査を行いました。 町によりますと、落石があったのは夢のつり橋へ向かう遊歩道の入り口から約600メートル進んだ天子トンネルの手前付近で、落石は道路から約40メートルの高さから発生したということです。 岩盤の亀裂が雨などによって広がり、崩壊したことが落石の原因とみられています。 町は今後、引き続き現場の調査を行い、観光客が最も多くなる紅葉シーズンの10月下旬までに道路の仮復旧工事を終わらせる方針です。
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