【リーグワン】花園が昨季のリベンジ許し降格決定 開始1分先制トライも後半力尽き逆転負け
◆ラグビーリーグワン入れ替え戦第2戦 花園(1部12位)30ー35浦安(2部1位)(24日・花園) 1、2部入れ替え戦の第2戦が花園ラグビー場で行われ、花園(旧近鉄、1部12位)が浦安(旧NTTコム、2部1位)にアウェーの第1戦に続いて敗れ、降格が決まった。昨季の入れ替え戦は2戦2勝で浦安を退けたが、リベンジを許し、来季は3季ぶりに2部で戦う。2戦2勝の浦安は1部昇格を決めた。 最後まで花園フィフティーンは走り続けた。後半41分、意地のトライ(G)で30得点としたが及ばず。12―21で敗れた第1戦(18日・えどりく)から2戦2敗で2部降格。向井昭吾ヘッドコーチ(HC、62)は「悔しいけど現実」と結果を受け止めた。 元オーストラリア代表SHウィル・ゲニア(36)が脳しんとうから5試合ぶりに先発復帰。開始1分で先制トライを決め、流れを引き寄せた。同代表のSOクウェイド・クーパー(36)も3PG3Gと仕事を果たしたが、後半は力尽き、逆転負けを喫した。 向井HCは「しっかり立て直して1年で上がれるように」と誓い、ゲニアとクーパーの来季残留も明言。「(選手同士)お互いに厳しく言い合えるスタンダードが必要」とゲニア。NO8野中翔平主将(28)は「勝負の世界なので。負けてしまったのは事実。リーダーとして責任がある」と唇をかんだ。悔しさが来季の原動力になるはずだ。(森脇 瑠香)
報知新聞社