全仏オープン

会見でのヤニック・シナー[写真/ゲッティイメージズ]

26日に開幕するテニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）に第2シードとして出場する男子テニスで世界ランク2位のJ・シナー（イタリア）は24日、記者会見に登場。負傷した腰の状態に関しては「良い感じ」と明かした。 【錦織 圭、シナー、ジョコビッチら全仏OP組合せ】 22歳のシナーは今季、1月の全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）で自身初となる四大大会制覇を達成。その後は2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント（オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500）と3月のマイアミ・オープン（アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000）でも優勝を果たした。 しかし、先月のムチュア・マドリッド・オープン（スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000）では大会初の8強入りを果たすも準々決勝を前に腰の負傷により棄権。その後、BNLイタリア国際（イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000）も欠場を余儀なくされており、全仏オープンは約3週間ぶりの公式戦となる。 24日の会見でシナーは「腰は良い感じ。ここにいられてうれしいよ。全体的なフィジカル コンディションは望むところではないけど、ここに来ることができてうれしい。ローマという特別な大会に出場できなかったことは僕にとってとても辛かった。1回戦はとてもタフな試合になるだろうね。リズムがあまりない。僕にとって最も重要なのは、この2・3日の練習でリズムを掴み、それから何ができるかということだ」とコメント。 「腰のことはもう心配していないよ。前回の検査はとてもポジティブだった。だからここに来たんだ。僕は腰の状態が良い場合にのみここに来ると言った。コンディションは完璧ではない。3週間近くテニスをしておらず、これはグランドスラム前ではかなり長い期間。初戦を突破することで、少しは自分のリズムを取り戻せるかもしれないね」 シナーが全仏オープンに出場するのは5年連続5度目であるが昨年は2回戦で敗れている。なお、今大会の1回戦では世界ランク43位のC・ユーバンクス（アメリカ）と対戦する。