コウノトリ最多6羽飛来 羽咋・邑知潟
羽咋市の邑知潟干拓地で11日、国特別天然記念物コウノトリ6羽が飛来した。市内では6月に入ってコウノトリが相次いで確認されており、地元住民は「幸せを運ぶ鳥」の来訪を喜んでいる。 11日に目撃した日本白鳥の会理事の川口雅登さん(同市酒井町)によると、6羽は仲良く身を寄せ合い、餌をついばんだり、電柱で羽を休めたりしていた。野鳥観察歴43年で、一度に4羽以上を確認したのは初めてという。 川口さんによると、市内ではトキ放鳥推進モデル地区である南潟町の水田で化学肥料や農薬の使用量を抑える取り組みを行っており、トキの餌となるドジョウやオタマジャクシが多く生息している。この影響で、トキと食性の似たコウノトリの飛来が増えている可能性があるという。