ラツィオ、2戦ぶり先発出場の鎌田大地!「本音を言おう」サッリ監督が試合後に明かした期待と現地メディアの評価は? | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督が、日本時間30日に行われたセリエA第18節ラツィオ対フロジノーネ戦終了後、『DAZN(ダゾーン)のインタビューで』試合を振り返り、2試合ぶりに先発出場したMF鎌田大地に見解を示した。 【動画】永遠の都で奮闘続く日本屈指のテクニシャン!【日本代表|鎌田大地(ラツィオ)タッチ集】
前節では敵地でエンポリに勝利し、公式戦4試合ぶりの白星をつかんで9位へ浮上したラツィオ。日本時間30日、スタディオ・オリンピコに昇格組の14位フロジノーネを迎えると、スコアレスで折り返した後半、マテオ・ゲンドゥージのハンドによりPKから先制点を奪われたが、終盤に逆転に成功して3-1で年内最終戦を制し、2連勝で2023年を締めくくった。 鎌田は、エンポリ戦で負傷した不動の10番ルイス・アルベルトに代わって左インサイドハーフで先発。左サイドでルカ・ペッレグリーニやマッティア・ザッカーニらとの連携を見せたほか、ゴール前にも顔を出し、シュートを放つシーンも見られたが、大きな爪痕を残すことはできず、チームが追う展開の66分にマティアス・ベシーノと交代してピッチを退いた。 指揮官のマウリツィオ・サッリは試合終了後、『ダゾーン・イタリア』の解説陣でラツィオOBのマルコ・パローロ氏らから質問を受けると、フロジノーネ戦で得点を挙げたタティ・カステジャーノスやグスタウ・イサクセンら新加入の選手について語り出すと、鎌田にも見解を示した。ラツィオ指揮官は、日本代表MFの能力に自信を持っていることを強調しつつ、今後の開花に期待を寄せた。 「新選手たちが頭角を現し始めた。初めての国外リーグに挑戦するイサクセンは当然、適応期間が必要だった。タティだって、ヨーロッパにやって来て長くない。カマダは、さらに難しいかもしれない。おそらく文化的に、性格的にも異なり、より内向的な青年であるように思う」 「カマダは私にとっての挑戦か? 確かにカマダは、フランクフルトの頃のようなパフォーマンスを見せていないかもしれない。だが私の本音を言おう。私はまだ、彼に自信を持っている。いずれ実力を発揮してくれるはずだと確信している。彼にはクオリティがあるからね」 ラツィオでは、来月、負傷中のルイス・アルベルトに加えて、アジアカップにより鎌田が長期にわたって不在となる可能性がある。サッリは冬のメルカートにおけるIHの補強について言及した。 「ルイスのケガの状態と、カマダの日本代表招集について、まず、この2つを確認しなければならない。ルイスの離脱期間が長期化し、カマダが代表に招集されれば、当然、何かしら手を打たなければならない」