センバツ高校野球 中央学院×耐久 第3日第3試合 主将「一戦必勝 全力で」 /千葉
◇初出場、和歌山の伝統校 18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、特別協力・阪神甲子園球場)の組み合わせ抽選会が8日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社・オーバルホールであった。中央学院(我孫子市)は、大会第3日第3試合(20日午後2時開始予定)で、甲子園初出場の耐久(和歌山)との対戦が決まった。【林帆南、安西李姫】 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 耐久との対戦を引き当てた中央学院の中村研心主将(2年)は「地域から応援されている公立の伝統校。粘り強さがある」と印象を語り、「雰囲気にのまれないよう、自分たちの持ち味である泥臭さと粘り強さを存分に発揮したい。日本一になる準備はしてきたが、一戦必勝で目の前の相手と全力で戦う」と誓った。 また、相馬幸樹監督は「耐久はエースを中心に鍛えられている印象がある。日程が決まり、身が引き締まる思い」とし、「初戦の入り方がポイントになるが、まず良い試合をしたい。冬に取り組んできた守備や走塁を甲子園の舞台でも変わらずに示し、千葉の野球を印象づけたい」と意気込んだ。 耐久は1905年創部。選手19人と少人数だが、昨秋の近畿大会で強豪校を破ってベスト4進出を決め、センバツ切符を手に入れた。井原正善監督は中央学院について「投打の軸がしっかりしているイメージ」と話し、「初出場なので一生懸命やるしかない。自分たちの野球ができるよう準備する」と意気込んだ。また、赤山侑斗主将(同)は「余裕を持って臨める日程なので、耐久らしく耐えて粘って勝ち切りたい」と笑顔だった。 一方、中央学院の選手らは同日、甲子園に向けて出発した。初勝利に向けてチームの雰囲気は良く、颯佐心汰・副主将(同)は「ようやく出発し『やってやるぞ』と強く感じている。甲子園ではたくさんの観客がいると思うので、その歓声を感じたい」、飯山成夢・副主将(同)は「関東大会で敗退してからあっという間だった。対戦相手が決まり、実感が湧いてきた。捕手として、投手をうまくリードしたい」と気合を入れた。