ウクライナ出身・高身長コスプレイヤーが「GANTZ」山咲杏に「屋上での撮影はやけどするくらい暑かった」<コミケ104>
漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。8月11日・12日には、世界最大規模の同人誌即売会として知られる大型イベント「コミックマーケット104」(コミケ104)が東京ビッグサイトにて開催され、2日間で26万人が来場するなど大盛り上がりとなった。 【写真】「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」一之瀬アスナのコスプレを披露したネトーチカさん WEBザテレビジョンでは、そんな「コミケ104」のもう一つの見どころであるコスプレエリアにクローズアップ。会場を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施し、それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。 ■「コミケ104」を彩ったコスプレイヤーたちのこだわりとは? ■「GANTZ」山咲杏/ネトーチカさん 衣装は高品質なレザーを選び、そちらに同じ材質の水着を組み合わせて製作したものになります。直射日光下では熱がこもり、かなり暑くなって大変でしたが、サイバーパンクでクールな山咲杏になれて、とても満足しています。ただ、武器のYガンが暑さのせいか途中で壊れてしまって…。銃口がどんどん反応しなくなり、最終的に動くのが一つだけになってしまったのが残念でした。 ■「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」一之瀬アスナ/ネトーチカさん アスナの身長167cmに対して私の身長は180cmなので、かなり身長差がありますが、彼女への愛情を原動力にしてコスプレのクオリティーアップに励みました。私のヨーロッパ系の顔立ち(ウクライナ出身)をアスナに近づけるのは大変でしたが、1年近くコスプレメークの勉強を続けて、何とかこちらの形に仕上げました。フェイステープで顔の形を整えているんですけど、常に顔が引っ張られている状態なので、コスプレをしている最中は笑顔になったり、瞬きをするのが難しかったです。それと屋上でも写真を撮っていただいたのですが、床がめちゃくちゃ熱くてやけどをしてしまって。夏場のイベントでは直射日光だけでなく、そうした暑さへの対策もしないといけないなと勉強になりました。 ■「青春ブタ野郎」シリーズ:双葉理央/琴羽つばささん ウイッグに関しては、理央は冷静沈着な理系女子なので、前髪の分け目部分を深めにしてクールな面長に見えるようにしました。衣装に関しては、白衣はボタンの数やポケットの位置などが、女性用より男性用の方がイメージに近かったのでそちらを購入して。バニースーツは体のラインが出るように両サイドを縫い直し、リボンパーツは似た色の布を探して自分で取り付けました。それとメークでは、クールな雰囲気を表現したくて、アイラインはつり目になるように描きました。その上で、チークやリップは抑えめにして、高校生らしさを出すことも意識しました。表情も凛としたすまし顔や、主人公に「ブタ野郎」というときの浅いほほ笑み顔など、いろんなパターンを練習してきて。ポージングでは肩を張ったり、手足を直線的にして、クールかつ堂々としているように見えるよう努めました。 ■「Fate/Grand Order」マシュ・キリエライト/遥HARUKAさん 今回のメイドマシュのこだわりポイントは小道具です。盾はメイドバージョンの原作立ち絵の設定に近づけるため、内側にレースの装飾を取り付けました。大きめのイスを持ってきて、それに盾を立てかけることで、私が持たなくても自立しているように見せられる…ようにしたところも、何気にこだわったポイントになります。また、手に持っているトレーにもレースの装飾をして、ケーキも一緒に飾ってみました。こちらのケーキはしっかり固定しているので、いろんなポーズに対応できるようになっています。 ■「Fate/Grand Order」アルトリア・キャスター/御月みさこさん こちらのコスプレでは、スカートのふんわり感にこだわりました。 ■9月以降も全国で大型コスプレイベントが続々開催 こうして大盛況のうちに終了した「コミケ104」に続き、コスプレが楽しめる大型イベントは9月以降も全国で続々と開催予定。「東京ゲームショウ2024」(9月26日~29日、千葉・幕張メッセ)、「池袋ハロウィンコスプレフェス2023」(10月25日~27日、池袋東口エリア)、「東京コミコン2024」(12月6日~8日、幕張メッセ)、「コミックマーケット105」(12月29日・30日、東京ビッグサイト)なども控えている。 はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。 ◆取材・文=ソムタム田井