「善悪の判断が低下」自宅放火全焼させた男に執行猶予付き有罪判決 福島・南相馬市
テレビユー福島
2023年12月、福島県南相馬市で自宅に放火し、全焼させた罪に問われた男に対し、執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。 判決を受けたのは福島県南相馬市の無職 石崎英正被告(50)です。 判決によりますと石崎被告は去年12月、自殺を図ろうと南相馬市の自宅に灯油をまいて火をつけ全焼させました。 検察と弁護側のいずれも事件当時、石崎被告は責任能力が限定される状態だったことを認め、量刑が裁判の争点でした。 福島地裁で開かれた裁判員裁判の判決公判で島田環裁判長は「灯油をまいたことは、延焼の恐れもある危険な行為で周囲に及ぼした影響は大きい」と指摘しました。その一方で「当時、石崎被告は善悪の判断が著しく低下していた」などとして、懲役4年の求刑に対し懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
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