【CBC賞】中京芝千二の鬼・団野大成 レッドヒルシューズと共に連覇へいざ「馬の気持ちを大事に前の方で競馬ができたら」
「CBC賞・G3」(18日、中京) 得意コースで勢いを加速させる。昨年の高松宮記念(ファストフォース)、CBC賞(ジャスパークローネ)を勝つなど、中京のスプリント戦を得意とする団野大成騎手(24)=栗東・斉藤崇=が、今年はレッドヒルシューズとのコンビで自身の連覇を目指す。 デビュー以降、中京芝1200メートル戦は〈5・6・2・23〉で、連対率30%超えと相性は良好だ。「たまたまです」と謙遜するが、高松宮記念は12番人気、CBC賞は7番人気でVを射止めたように、人気を問わず激走している。開幕週だった先週日曜の12Rも自厩舎のヤマニンアンフィルで制し、相性の良さを見せつけた。 そんな中京芝千二の鬼が今回初コンビを組むのが、2&3勝クラスを連勝して勢いに乗る4歳牝馬だ。14日の最終追い切りでは栗東坂路で感触を確かめ、「いい意味で気が強いですね。控える競馬もできていますが、馬の気持ちを大事に前の方で競馬ができたら」と持ち味を最大限に生かすプランをイメージする。 今年は先週終了時点でJRA39勝。62勝を挙げた20年を上回るペースで勝ち星を積み上げている。「まだまだ満足はしていないですよ。もっと勝ちたい」と団野。G1ジョッキーの仲間入りを果たした桶狭間の地で、さらなる飛躍へのきっかけをつかむ。