樋口新葉、スケートアメリカ初優勝 GPシリーズ初V 「すごくビックリしている」 渡辺倫果は2位【フィギュア】
◇19日 フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第1戦・スケートアメリカ第2日(米テキサス州アレン) 女子は2022年北京冬季五輪団体銀メダルの樋口新葉(23)=ノエビア=が合計196・93点で優勝した。スケートアメリカ初制覇で、GPシリーズでの優勝も初めてとなる。ショートプログラム(SP)4位で臨んだフリーは1位の130・81点をマークした。 9番滑走で登場した樋口は2本目で連続ジャンプの3回転ルッツ―2回転トーループを成功させてGOE(出来栄え点)で1・10点の加点を獲得すると、続く3回転ループでも1・19点を加点した。基礎点が1・1倍となる後半は3回転ループからの3連続ジャンプを成功させて、GOEで1・26点を加点。3本全てのスピンとステップを最高のレベル4として、逆転優勝につなげた。 キス・アンド・クライでの優勝インタビューで樋口は「生まれて初めてグランプリシリーズで優勝することができたので今はすごくビックリしているんですけど、とてもうれしいです」とコメント。次戦の第3戦・フランス杯に向けて「もっといい演技をして、また表彰台に乗れるようにしたいです」と意気込んだ。 他の日本勢はSP3位の渡辺倫果(22)=三和建装・法大=が合計195・22点の2位で銀メダルを獲得。同10位の青木祐奈(22)=MFアカデミー=は合計183・03点の7位だった。 女子フリーより先に行われた男子ショートプログラム(SP)は三浦佳生(19)=オリエンタルバイオ・明大=が自己ベストを更新する99・54点をマークして2位発進。島田高志郎(23)=木下グループ=が6位、吉岡希(20)=法大=が7位でフリーに進んだ。(写真はAP)
中日スポーツ