脇本雄太の強さを前に大敗… 犬伏湧也「どうにもならなかった」窓場千加頼「これからはもっと強気に」/G1高松宮記念杯競輪
岸和田競輪「第75回高松宮記念杯競輪(G1)」が15日に5日目を開催。西日本準決勝10Rを走った窓場千加頼(32歳・京都=100期)と犬伏湧也(28歳・徳島=119期)に話を聞いた。 ここは打鐘前から飛び出した脇本雄太の独壇場で、両者は抵抗及ばず着外に終わった。悔しさの前に両者は脇本の偉大さ、力強さを再確認。大敗にもむしろサバサバとしていた。 犬伏は早めに飛び出し、脇本に力勝負を挑むも豪快に叩かれた。それでも飛び付き3番手を確保し、最終3角から仕掛けたが「並んだところで思い切り踏み直されてしまった。ちょうどスピードが合ってしまいどうにもならなかった。自分に細かい技術があればよかったです」と脚力差を痛感した。
近畿は脇本-南修二、窓場-三谷将太と2手に分かれた。前日に、脇本から「4人でまとまっては全員にチャンスが無くなる」と提案を受けた窓場は、脇本に力勝負を挑んだが打つ手なし。 「レースがすごすぎました。もうこれから、簡単に『前で頑張らせてください』と言えなくなるぐらいすごかった」と脱帽し、「自分ももっとやることをしないと。大舞台でエエ経験になりました。これからはもっと強気に攻めます」と偉大な先輩に胸を借り、大きな収穫を手にした。(netkeirin特派員)