ニンジンにガラス片が…安全なはずの給食で相次ぐ異物混入 どこで、なぜ?混入の経路は不明なまま【福井】
職員がガラス片が刺さったニンジンを発見
市によると、25日10時30分頃、福井市学校給食センターの職員が、ニンジンの皮をむく機器の受け皿の中に小さなガラス状のものが混ざっているのを発見した。そこで、保管庫内のニンジンが入っていた段ボール箱を確認したところ、ニンジンやその段ボールの底に小さなガラス状のものが複数付着しているのを見つけたという。 このニンジンは19日に納品され、2度目の異物混入があった20日の給食にも使用していた。そして25日も、19日に納品されたニンジンを使って調理していたため、原因判明後すぐに市内46の小中学校へ、ニンジンを使った献立3品の提供を中止したのだ。
当面は”ニンジン不使用”給食に
ガラス状のものの付着が発見されたニンジンは、センターが福井中央市場青果卸売協同組合に発注し、仲卸業者を通じて納品されたものだった。市は納品業者と関係機関への調査を指示し、当面の間、自校式の学校を含む市内72の小中学校で当面の間、二ンジンを使った献立を取りやめることを決めた。 「異物混入の原因はニンジンにある」と断定された一方、一体どこで、なぜ、ガラス状のものが混入したのかは判明しておらず、しっかりとした原因究明が待たれている。
福井テレビ