【ヤクルト】西浦直亨コーチが“熱い”ノック!7年目捕手「パンチ効いてました」 新コーチ3人が秋季練習で初指導
ヤクルトは10月16日、神宮外苑で秋季練習を行い、新任の西浦直亨コーチ、山崎晃大朗コーチ、井野卓コーチの3人のコーチが合流し、練習前に選手らの前で挨拶を行った。 【動画】スタンド興奮!山崎晃大朗が現役最後の試合で安打を放つシーン 早速初指導を行った3人。その中で、「ノック打ってみたんですけど、けっこう疲れますね」とコーチ業として初ノックの感想を漏らしたのが、33歳の西浦コーチ。「難しいですね」と、まだしっくりこない様子だった。それでも、ノックを受けた側の7年目捕手・松本直樹は「打球に力強さがありました。パンチ効いてました」と、2学年上の先輩にあたる同コーチが放った打球に刺激を受けたようだった。 松本は今季、キャリアハイの60試合に出場し、打率.269、1本塁打、11打点の成績を残し、得点圏では「.357」と勝負強さを発揮した。松本は来季へ「得点圏で打てるような駆け引きとか突き詰めていかなければいけない。今年良かったから来年というのは間違いなくプロの世界はない」と気を引き締めていた。 その上で、西浦コーチとは「現役時代からよく話をした」と明かし、「(西浦コーチは現役時代)いろいろ考えながらやっていて、来た球を打っているタイプではなかった。そういう話も聞きながらやりたい」と、配球や(打席での)待ち方などを勉強したいと、真剣な表情を浮かべた。 西浦コーチは2013年ドラフト2位でヤクルトに入団し、遊撃手として、2021年のリーグ優勝に貢献した。2023年7月にトレードでDeNAに移籍し、今季までプロ通算592試合に出場し打率.236、38本塁打、190打点の成績を残した。 リーグ連覇を果たしたあとは2年連続リーグ5位に沈んだヤクルト。来季の巻き返しへ、新たなコーチを招き入れながら逆襲へ着々と進んでいる。 [文:別府勉]