あなただけの「技術」、本にしませんか? ミドル世代にこそすすめたい「同人誌」の世界
イベント会場の売上は1日に2~4万冊
「コロナ前は、オフラインイベント1日で約1億円ほどの売上がありました。コロナ後は1日約2000~3000人が来場してくださって、2~4万冊が売れています。半年に1回の開催ということもあり、一人で10冊以上買う方もいらっしゃる。技術に詳しい方と実際に話して、コミュニケーションを取ることを楽しんでいる方も多いです」(日高さん) 参加者には布袋が配布されるのですが、入りきらないほどパンパンに技術書を詰め込む人の姿がそこかしこに……! 「ちなみに、オフラインイベントの出展ブースはざっくりテーマごとに分かれています。これは機械的に分けているのではなく、我々運営の方で本の内容を把握し、アナログに場所を決めさせていただいています。例えば、文章系の技術書を出展するサークルさんの隣には、テクニカルライティングの本を出すサークルさん、文筆業が主業の出展者さん……など、隣の分野が目に入って『スキルの点と点がつながる』よう工夫していたりします。オンラインではそうした『つながり』を表現するのが難しいですが、オフラインイベントではつながりを感じられるのもいいところだと思っています」(日高さん)
ヒオカ