「ギュレルはアーセナルには合わない」との主張も 冬に獲得するなら他ポジションが優先か
現在のスタメンを脅かすほどのレベルではないか
アーセナルはレアル・マドリードからトルコ代表MFアルダ・ギュレルを引き抜くかもしれないと噂されている。『SPORT』は、出場機会の少なさに不満を持ったギュレルは移籍を希望しており、アーセナルが今冬のローンでの獲得に動いていると報じた。 [動画]特大の才能を垣間見せてきた若きギュレルのプレイ集 しかしこの移籍に反対する声もある。元イングランド代表FWダレン・ベント氏は、ギュレルがミケル・アルテタの持つ最強の11人を脅かすほどのレベルにはないと『talkSPORT』で語った。 「彼はチームには合わないだろう。とても良い選手だと思う。EUROで見たが、とても才能がある。しかし、ベンチを他のベンチと入れ替えるつもりか?」 「レアル・マドリードでは彼はチャンスを得られていない。アーセナルに来ればサイドでも10番でも、もっと良い選択肢があると思うかもしれないが、それが実現するとは思えない。良い選手だが、アーセナルには向いていない」 冬にアーセナルへ移籍したとしても、ベンチスタートとなる状況はあまり変わらないとベント氏は指摘した。確かに右サイドではブカヨ・サカ、攻撃的MFとしてはマルティン・ウーデゴーからポジションを奪わなければならず、ましてやローンの身でそれは難しい。 アーセナルにとっても、攻撃的MFよりも優先すべきポジションが他にあると思われる。来夏にトーマス・パルティやジョルジーニョが退団する可能性が高いアンカーや、決定力をもたらすストライカーなどだ。カイ・ハフェルツはチームにフィットしているが、さんざん指摘されているように、得点に特化したストライカータイプが他にいてもいい。CLなどを並行して戦うならば尚更だ。 とはいえウーデゴーのように、まずローンで獲得し、完全移籍に移行するという話もあり、じっくりと育てる気があるのなら獲得はありかもしれない。首位リヴァプールに追いつくためには盤石な選手層が必要なアーセナル。この冬にどんな決断を下すだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部