「吉田正尚をジャンセンと一緒にトレードしろ」4タコで復帰から9試合は打率.118でシーズン.228に急落、地元メディアは堪忍の緒が…
◇22日(日本時間23日)MLB レッズ3―4レッドソックス(シンシナティ) レッドソックスの吉田正尚外野手(30)は敵地のレッズ戦に「6番・DH」でフル出場。4打数無安打だった。 復帰から調子が上がってこない。吉田は2回の第1打席でつり球の高め直球に手を出し、二ゴロ。楽天でもプレーした地元中継局NESNのケビン・ユーキリス解説者は「吉田に関しては去年も多かったが、手をこねて二ゴロ。そうならないためには、親指をしっかり使わなきゃいけないんだ」と心配した。 というのも、吉田は今月11日に左親指痛から6週間ぶりで復帰。そこから9試合で打率1割1分8厘(34打数4安打)、長打は二塁打1本のみと苦しんでいる。離脱時は打率2割7分5厘、出塁率・348だったが、現在はそれぞれ2割2分8厘、・302まで落ち込み、コンタクトヒッターとしての持ち味を見せられていない。 地元メディアは我慢の緒が切れかけているようだ。米ネットラジオ局のプレーテッシーは「吉田正尚を(守護神)ケンリー・ジャンセンとセットでトレード放出しよう。そうすれば、吉田の分も含めて劇的な年俸削減ができ、メンバー構成にもフレキシビリティーが生まれる」と提言し、米ドラフトキングスは「ブルームが結んだ最悪な契約の一つは吉田正尚だ」とした。 現在はカージナルスのフロントに籍を置くブルーム氏がRソックスの編成本部長だった2022年12月、吉田はRソックスと5年総額9000万ドル(約144億円)で契約。昨季は打率2割8分9厘、15本塁打、72打点をマークし、新人王投票で6位だった。 だが、昨季は85試合で左翼守備に就いたが、同じポジションの平均的野手と比べて守備で何点防いだかを示す指標「守備防御点(DRS)」は、平均以下の「マイナス4」。その影響で今季はDHに据えられ、左翼守備は1試合しかない。(写真はAP)
中日スポーツ