【約30年ぶりの値上げ】2024年秋頃からハガキが「63円→85円」に!定形郵便も100円台へ
郵便料金の変化
次に、郵便料金がどのように改定されてきたかを表1にまとめました。 表1
※総務省「郵便法施行規則の一部を改正する省令案及び民間事業者による信書の送達に関する法律施行規則の一部を改正する省令案 郵便料金の変遷と現状」を基に筆者作成 ハガキの料金は、平成6年および平成29年に改定されています。しかし25グラム以下の郵便物は、消費税による改定を除き、平成6年から現在までおよそ30年間、料金の改定は行われていないことが分かりました。
郵便料金の見直しは郵便事業の安定化のため
今回の値上げで今年の秋に25グラム以下の定形郵便物は110円(+26円)、ハガキは85円(+22円)となる予定です。一方で、郵便料が世帯全体(二人以上の世帯)の消費支出に占める割合は全体の約0.1%であり、郵便料金の見直しが家計に与える影響は大きくないかもしれません。 ただし郵便サービスを多く利用する方にとっては、今後の料金改定に注目したいところでしょう。 出典 総務省 資料88-1 郵便法施行規則の一部を改正する省令案及び民間事業者による信書の送達に関する法律施行規則の一部を改正する省令案(諮問第1244号) 1 改正の背景(8ページ)、郵便料金の変遷と現状(30ページ)、(参考)郵便料が世帯全体の消費支出に占める割合(33ぺージ)、郵便料金の見直しの検討(34ページ) e-Govポータル 郵便法(昭和二十二年法律第百六十五号) 第一章 総則 第三条(郵便に関する料金) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部